着物インナー

襦袢の季節・TPO基本ガイド|色、袖の仕立てなど選び方のコツと衣替えの目安

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着物や季節に合わせて選ぶ「襦袢(じゅばん)」。
ルールや種類が多くて迷ってしまいがちですが、適切に選びやすくなるいくつかのポイントがあります。
この記事では、そのポイントを襦袢の「季節(衣替え)」と「TPO(色)」に合わせて解説!
長襦袢だけでなく「うそつき襦袢」や「二部式襦袢」など、襦袢の種類別のポイントもご紹介していますので、シーンや気候に合わせた着こなしの参考にしてみてくださいね!

初回公開:2025年8月15日

※着物のTPOや解釈は地域・流派・個人で異なる場合があります。当ブログの情報のご利用や商品の選定・ご購入等は、自己責任にてお願いいたします。記事の最後に「注意事項」を掲載しておりますので、ご一読の上でお楽しみください。

押さえておきたい!襦袢の季節とTPOのポイント

襦袢(じゅばん)選びで迷ったとき、まず最初に注目したいポイントが以下の2つのパーツです。

着物からチラリと覗くこの2つのパーツ(素材・色・仕立て)を意識することが、季節やTPOに合わせた装いの第一歩となりそうです。

  • 💡 ここもチェック!種類ごとの注目パーツ
  • 長襦袢、うそつき襦袢、二部式襦袢などの種類によって、チェックしたいパーツが若干異なります。 「袖」と「半衿」に加え、襦袢のタイプに合わせたパーツもチェックしてみてくださいね!

襦袢の季節(衣替え)について

衣替えのポイントは素材と袖(そで)の仕立て

以下の表を目安に、季節や時期に合わせた素材と袖の仕立ての襦袢を選びます。(または、時期に合わせて袖や素材を整えます。)

  • 📌 袖の仕立てについて
    • 無双袖(むそうそで):
      裏地のある袷仕立ての袖
    • 半無双袖(はんむそうそで):
      表から見える部分だけ袷仕立ての袖
    • 単衣袖(ひとえそで):
      裏地のない単衣仕立ての袖

  • 💡 襦袢ごとのポイント
  • 以下のポイントに着目して判断する方法があります。
    • 長襦袢
      半衿を含む全体的な素材感と、袖の仕立てを見る
    • うそつき襦袢】【二部式襦袢
      半衿と下半身(裾よけ)の素材感、袖(替え袖)の仕立てを見る

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
袷の時期(10〜5月)➡️ [詳細]

【袖】仕立て:
無双袖、半無双袖

半衿】素材:
塩瀬(しおぜ)、縮緬(ちりめん) など

【襦袢】素材:
羽二重(はぶたえ)、縮緬(ちりめん)、綸子(りんず)など

💡 透けない生地感が目安

単衣の時期(6・9月)➡️ [詳細]

【袖】仕立て:
単衣袖(絽、紗も含む)、(半無双袖)

半衿】素材:
絽(ろ)、絽縮緬 など

【襦袢】素材:
絽、紗(しゃ) など

薄物の時期(7・8月)➡️ [詳細]

【袖】仕立て:
透け感のある単衣袖(絽、紗、麻など)

半衿】素材:
絽、紗、麻 など

【襦袢】素材:
絽、紗、麻 など

💡 透け感のあるものや通気性のある素材が目安

  • 💡 単衣袖と半無双袖のシーズン許容範囲
  • 基本は上記表の通りですが、カジュアルな装いであれば時期の前後に少し幅を持たせる考え方もあります。
    • 半無双袖:10〜5月(袷)& 6・9月(単衣)
      ※主に袷の時期だが、単衣の時期にも。
    • 単衣袖:5, 6月 / 9, 10月
      ※気候&気温に合わせて、単衣の時期のその前後(5月や10月)も。
    • 夏向きの単衣袖:6〜9月
      ※気候&気温に合わせて、薄物の時期のその前後(6月と9月)も。

フォーマルシーンは無理のない範囲で時期に合わせて

改まったフォーマルな場では、無理のない範囲でルール(時期)に合わせる傾向があります。

一方でカジュアルな装いの場合は、ルール(時期)はあくまで目安として捉え、ご自身の体感を大切にしながら、気温や気候に合わせて臨機応変に着こなす選択肢も広がっています。

汗ばむ時期と寒い時期のポイント

夏など汗ばむ時期には、涼しげに見える「透け感」のある素材(絽、紗など)を合わせる傾向があります。

逆に、冬など寒い時期には裏地のある袖(無双袖など)を合わせ、温もりを感じさせる「ふっくら感」のある素材(縮緬など)も馴染みやすいです。

  • ☀️ フォーマルシーンの夏ルール
  • 夏のフォーマル着物には「絽(ろ)」の白半衿を合わせるのが一般的で、襦袢本体も白の「絽」を合わせるのが無難です。
  • ※「絽」はカジュアルにも合わせられます。
  • ➡️ フォーマルなら「長襦袢」がベター(詳しくはコチラ)
    • 💡 夏場に「袷」のフォーマル着物を着る場合は?
    • 夏用のフォーマル着物を持っている方が少ないため、夏場でも「袷(あわせ)」のフォーマル着物を着る場合もあります。 その場合、着物の仕立て(袷)に合わせるなら「塩瀬」の白半衿という選択肢もありますが、近年の気温の上昇もあり、見た目に涼しげな「絽」の白半衿を合わせるケースも見られるようです。
    • ※私が着物レンタル店で働いていた頃の記憶では、「絽」の白半衿を合わせることもありました。

襦袢のTPO(色)について

TPOポイントは「色」

以下の表を目安に、着用シーンに合った色の襦袢を選びます。(または、TPOに合わせて色を整えます。)

  • 💡 襦袢ごとのポイント
  • 以下のポイントに着目して判断する方法があります。
  • ⚠️ 二部式襦袢は、フォーマルな場には不向きとする見解もあります。

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
フォーマル(第一礼装)➡️ [詳細]
※振袖を除く

【襦袢・袖】色:
白(無地)

半衿】色:
白(無地)※「塩瀬」の白半衿など

➡️ 夏のフォーマルはどうする?(詳しくはコチラ)

セミフォーマル ➡️ [詳細]

【襦袢・袖】色:
淡い色(無地)、淡いぼかし色、(白)

半衿】色:
白(無地)、白地に白糸・金銀糸の刺繍入り など

➡️ 夏のフォーマルはどうする?(詳しくはコチラ)

カジュアル ➡️ [詳細]

【襦袢・袖】色:
淡い色、淡いぼかし色、濃い色、柄もの

半衿】色:
白(無地)、色柄もの、レース など

  • 📌 Tシャツ型襦袢はカジュアル向き
  • Tシャツ型襦袢は、どちらかというとカジュアル向きです。シーンによっては「半衿・替え袖・裾よけの色」の組み合わせで判断することもあるかもしれません。

「白」の襦袢の見解はさまざま

フォーマルの襦袢は「白」が基本といわれることもありますが、以下のように地域や流派、個人の解釈によってさまざまな見解が存在するようです。

  • 留袖・喪服のみ説:白の長襦袢は留袖と喪服のみに合わせるという解釈
  • カジュアル着用説:白の襦袢はフォーマルだけでなくカジュアルな装いに合わせても問題ないという意見

淡い色合いは汎用性が高い

淡い色合いの襦袢はカジュアル〜セミフォーマルまで幅広く合わせやすい傾向があります。

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柄物は主にカジュアル用

柄物や濃い色の襦袢は、主にカジュアル用途に適しています。

ただし着物との色合いが合えば、濃い色の長襦袢をセミフォーマルに合わせたりケースもあるようです。

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  • 📌「振袖」は例外
  • 振袖は第一礼装(フォーマル)ですが、その襦袢には淡い色や濃い色、柄物もあり、袖の長さ(袖丈)も一般の袖より長めです。 また、半衿は「レース」を合わせることもあるようです。
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フォーマルには「長襦袢」がベター

式典などのフォーマルな場では、スタンダードな「長襦袢(ながじゅばん)」が好まれる傾向にあります。

  • 💡「うそつき襦袢」をフォーマル仕様にする方法も
  • うそつき襦袢の「長襦袢タイプ」であれば、袖や半衿、下半身(裾よけ)の色や素材をフォーマル向けのものを選び、対応させる方法もあります。

まとめ

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
襦袢の季節(衣替え) ・ポイントは「素材」と「袖(そで)の仕立て」
・夏は透け感のある素材(絽など)を
・フォーマルは、無理のない範囲でルール(時期)に合わせる傾向
・カジュアルは、時期は目安としてご自身の体感も大切に
襦袢のTPO ・ポイントは主に「色」
・「白」は様々な見解あり
・柄物は主にカジュアル用

着物のルールやマナーと聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、基本の基準(目安)を知っておくことで、シーンに応じた選択がしやすくなります。

とくにカジュアルな装いであれば、無理にルールにとらわれすぎず、ご自身の体調や体感に合わせた着こなしを楽しむのも大切といえそうです。

今回のポイントを参考に、季節やシーンに合わせた襦袢選びを楽しんでみてくださいね!

免責事項(注意事項)

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  • 着物の解釈・TPOについて:
    着物のルールやTPOは、流派・地域・個人の考え方によって異なる場合があります。ご紹介している内容はあくまで一つの目安(見解)としてご参照ください。
  • 商品のご購入について:
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