着物

着物の「袷・単衣・薄物」の違いと時期は?季節の着分けルールと注意点

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洋服に衣替えがあるように、実は着物にも季節に合わせた「着分け」のルールがあります。
それが「袷(あわせ)」「単衣(ひとえ)」「薄物(うすもの)」の3つ。
「いつ、どれを着ればいいの?」という基本から、気を付けておきたいポイントなど、できるだけ初心者の方にも分かりやすく解説します。

初回公開:2023年06月13日

※着物のTPOや解釈は地域・流派・個人で異なる場合があります。当ブログの情報のご利用や商品の選定・ご購入等は、自己責任にてお願いいたします。記事の最後に「注意事項」を掲載しておりますので、ご一読の上でお楽しみください。

袷(あわせ)

特徴 裏地付き(袷仕立て)
基本の着用時期 10月〜5月

胴裏(どううら)と八掛(はっかけ)といわれる裏地をつけて仕立てられた着物のことをいいます。
※八掛は「裾回し」ともいいます。

単衣(ひとえ)

特徴 裏地がない(単衣仕立て)
※居敷当てをつけることも
基本の着用時期 6月・9月

裏地をつけないで仕立てられた着物。

補強のため「居敷当て(いしきあて)」といわれる布をつけることもあります。
※居敷:尻、座席という意味がある。

単衣の木綿は ”秋・冬・春” に着られることも

単衣の木綿のキモノは、真夏を除く3シーズン(秋・冬・春)に着られる場合もあります。
※なかには単衣の時期に準ずる考えをもっていらっしゃる方もいます。

とはいえ薄手の木綿は「冬には寒々しくみえる」という意見もあり、薄手のものは春・秋に着たほうが馴染みやすいかもしれません。

➡️ 木綿について(詳しくはこちら)

  • 💡 単衣の「ウール」は?
  • 保温性の高いウールの着物は、単衣でも肌寒さを感じる春先や秋、冬の寒い時期にも着られます。
  • ➡️ ウールの着物について

薄物(うすもの)

特徴 透け感がある
裏地がない(単衣仕立て)
※居敷当てをつけることも
基本の着用時期 7月・8月

単衣仕立ての薄くて透け感のある着物。

透け感の強いものほど真夏向きです。

絽(ろ)、紗(しゃ)、麻などがあります。

透け防止や補強のため「居敷当て(いしきあて)」をつけることもあります。
※居敷:尻、座席という意味がある。

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押さえておきたい着分けのポイント(注意点)

カジュアルな装いなら、気温に合わせて柔軟に着ることも

着物には上記で記した「基本の着用時期」がありますが、普段着などのカジュアルなシーンでは、その日の気温や体感に合わせて柔軟に着られることもあります。

一方、フォーマルな場では「基本の着用時期」に合わせた装いを目安にするのが無難と思われます。

なお、主催者から着物に関する案内や指定がある場合は、そちらに合わせるのがスムーズです。

  • 💡 柔軟な着方の一例
  • 【単衣】5・6月 / 9・10月
    【薄物】6 〜 9月
  • ※地域やその日の体感温度に合わせて調整してみてください。

帯や和装小物も季節を合わせる

着物だけでなく、帯や襦袢、帯揚げ・帯締めといった和装小物も季節に合わせて切り替えるのが一般的です。

着物と小物の「透け感」や「素材感」を揃えると、全体に統一感が生まれます。

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
(関連記事:解説ページへ) ➡️ 名古屋帯:汗ばむ季節や夏時期の帯選び
➡️ 半幅帯:季節の合わせ方
襦袢(関連記事:解説ページへ) ➡️ 襦袢:季節と衣替え
和装小物(関連記事:解説ページへ) ➡️ 帯揚げ・帯締め:季節別の使い分け
➡️ 半衿:季節と衣替え
➡️ 伊達締め:汗ばむ季節の選び方
➡️ 帯板:汗ばむ季節の選び方

まとめ

袷(あわせ) 裏地付き(袷仕立て)
基本の着用時期:10〜5月
単衣(ひとえ) 裏地なし(単衣仕立て)
基本の着用時期:6月・9月
薄物(うすもの) 裏地なし(単衣仕立て)
透け感あり
基本の着用時期:7月・8月

着物は仕立て方や生地などによって種類があり、それぞれ着用時期が異なります。

基本的な着用時期はありますが…

カジュアルな装いの場合は、体感や気温にあわせて柔軟に着られることもあります。

一方で、決まりごとのあるフォーマル着物は、無理のない範囲で基本の着用時期を守ることが求められる場合もあるようです。

TPOに配慮しながら、体感・気温合わせて、臨機応変に着用してみてくださいね。

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  • 着物の解釈・TPOについて:
    着物のルールやTPOは、流派・地域・個人の考え方によって異なる場合があります。ご紹介している内容はあくまで一つの目安(見解)としてご参照ください。
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