【秋のカジュアル着物】衣替えのタイミングと季節を彩る「色・柄」選びの基本
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過ごしやすい秋は着物を楽しむのにぴったりの季節ですが、「いつ衣替えすればいいの?」「どんな色柄を選べばいいの?」と迷ってしまうことも多いですよね。
この記事では、季節ごとの着物ルールの基本から、秋の衣替えの目安、秋らしさを演出する色柄の選び方まで分かりやすく解説します。
カジュアル着物で、自分らしい秋の着こなしを楽しみましょう!
初回公開:2025年9月8日
※着物のTPOや解釈は地域・流派・個人で異なる場合があります。当ブログの情報のご利用や商品の選定・ご購入等は、自己責任にてお願いいたします。記事の最後に「注意事項」を掲載しておりますので、ご一読の上でお楽しみください。
押さえておきたい!季節の着物コーデの基本
キモノの季節の判断基準は多種多様
立春・立夏・立秋・立冬から、それぞれの四季がはじまるという解釈があります。
また、季節は気候に合わせる場合もあれば、地域や流派によって基準が異なる見解もあります。
このように、キモノの季節の判断基準は多種多様です。
ご自身の住んでいる地域やコミュニティ、流派に合わせるほうが好まれる傾向があります。
| 立春(りっしゅん) | 2月4日ごろ(その付近) |
|---|---|
| 立夏(りっか) | 5月6日ごろ(その付近) |
| 立秋(りっしゅう) | 8月8日ごろ(その付近) |
| 立冬(りっとう) | 11月8日ごろ(その付近) |
柄は季節に合わせて先取りを
季節を連想させる柄は、季節に合わせないと違和感を感じさせます。
できるだけ柄は季節に合わせた方が無難です。
季節を先取りする風潮があるので、旬の時期より少し前くらいから着るのがベター。
- 💡 ときには「さまざまな解釈がある」と割り切ることも必要かも
- 季節柄の着用時期には諸説あるため、着用している着物や帯の柄について周りから意見されることもあるかもしれません。 しかし、カジュアルなシーンなどプライベートで楽しむ場合は自由度が高いため、「さまざまな解釈がある」と割り切り、あまり気にせず着こなしを楽しみましょう。
「色」で季節を表現する方法も
季節は柄で表現できますが、「色」でも表現しやすいところもあります。
通年使用しやすい柄に「色」で季節を表現してみるのもひとつの方法です。
ちなみに、平安時代の「襲色目(かさねいろめ)」などの伝統的な配色はあるものの、現代のカジュアル着物においては厳格なルールはないので、ご自身の感性で選んでもいい傾向にあります。
秋のカジュアル着物・衣替えのコツ
単衣から袷へ
| 9月 |
単衣(ひとえ) ※カジュアルの場合は「薄物」もOKな場合も |
|---|---|
| 10月 |
袷(あわせ) ※カジュアルの場合は「単衣」もOKな場合も |
| 11月〜 | 袷(あわせ) |
10月から「袷(裏地のある着物)」に衣替えするシーズン到来。
とはいえ気温の高さから、10月にも「単衣(裏地のない着物)」を着ることもあります。
- ✨ 単衣の「木綿」を着用する手も
-
木綿の着物は単衣仕立てが一般的で、真夏(場合によっては真冬も)を除く季節で着られる傾向があります。(※なかには単衣の時期に準ずる考えの方もいらっしゃいます。)
ただし、木綿と一口に言っても生地の厚みは様々で、残暑が厳しい9月などは、薄手のタイプや、浴衣と兼用できるタイプ(しじら織など)を選ぶのもひとつの方法です。
また、ウールの着物も単衣仕立てですが、保温性が高いため、肌寒さを感じる晩秋あたりから冬にかけて着るのが良さそうです。 - ➡️ 木綿・ウールについて(詳しくはこちら)
-
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- ⚠️ 10月から「袷」を着ることを重視する人や地域、流派もある
- どれだけ暑くとも10月から「袷」を着ることを重視する人や地域、流派もあります。 とくに流派やコミュニティの行事、イベント事などでは注意が必要で、事前に確認をとった方が無難かもしれません。
袷の時期から透け感のあるものを控える
10月からは袷の時期に入ります。
そのため、主に夏用の「透け感のあるもの」は季節外れで寒々しく見えることもあり、10月からは避けた方が無難です。
以下のような「表に見えるパーツ」は、10月から袷の時期にあったものに揃えた方がスマートといえます。
- 💡 表から見えにくい「襦袢(じゅばん)」はどうする?
-
基本は襦袢も10月から裏地のある「無双袖」の襦袢に衣替えをします。
ただし、襦袢は表からチラッと見える程度なので、カジュアルな装いであれば、気温や体感に合わせて「単衣袖」や汗ばむ時期に適した襦袢(麻など)でも問題はないという解釈もあります。
ただし、袖はチラッと見えるので「透け感のないもの」をできるだけ選んだほうが無難です。 - ※普段着・街着として気軽にカジュアル着物を着たいなら「Tシャツ型襦袢」を取り入れても良さそう。
-
➡️ 襦袢とは(詳しくはこちら)
➡️ Tシャツ型襦袢とは(詳しくはこちら)
紅葉が色づきはじめたら羽織ものを
羽織ものは流派や地域、人、はたまた種類などによって、着用時期の解釈が大きく異なります。
そのため一概にはいえませんが、羽織ものが馴染む主な着用時期は、おおよそ紅葉〜桜の頃です。
紅葉が色づきはじめたら羽織ものをはおると、季節に合わせたコーデ感が増します。
寒くなるにつれ羽織もの(アウター)が似合う季節に移り変わって行きます。
秋らしさを演出する「色と柄」の選び方
|
色 9月〜立冬(11月8日ごろ)前まで |
深み・落ち着き・渋みのある色 ・ブラウン系 ・深みのあるレッド・オレンジ・イエロー・紫系 ・朱色、カラシ色、モスグリーン など |
|---|---|
|
柄 9月〜立冬(11月8日ごろ)前まで |
・紅葉 ・銀杏(いちょう) ・菊 ・秋の七草※ ・秋の果物(葡萄、柿、栗など) など ※秋の七草など一部の柄は、7〜8月の夏場から先取りして楽しむことも。 |
秋を連想しやすい色柄に
深み・渋さ・落ち着き感のある色は、秋っぽさを感じやすい色合いです。
色だけでも取り入れると、秋感がぐっと深まりそうです。
また紅葉や銀杏など、秋らしいモチーフがあれば、なお季節感を表現できます。
立秋から秋柄を取り入れるのか?
- 立秋(8月8日ごろ)までは夏柄
- 立秋(8月8日ごろ)から秋柄
このように切り替えると ”オシャレ” という価値観もあるそうです。
とはいえ9月ごろから秋という解釈もあるため、一概にはいえません。
秋の七草といわれる草花柄は?
秋の七草柄の目安は「夏・秋」。
人によって解釈は異なりますが、おおよそ夏(7月・8月)頃から立冬(11月8日ごろ)前まで着られるようです。
- 💡 秋の七草
- 桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、芒(すすき)、萩(はぎ)、葛(くず)
まとめ
| 季節の着物コーデの基本 |
・判断基準は地域や流派によって多種多様 ・柄は季節を少し「先取り」するのがベター ・色はルールがゆるやかなため、感性で選んでOK |
|---|---|
| 秋のカジュアル着物・衣替えのコツ |
・10月から「袷(あわせ)」に衣替え ・10月からは透け感のある夏物を控える ・紅葉が色づきはじめたら羽織ものを |
| 秋の「色と柄」の選び方 |
・深み・渋み・落ち着き感のあるカラーを選ぶ ・紅葉、銀杏などの柄(モチーフ)を取り入れる |
カジュアルな装いであれば、ある程度自由に色柄を取り入れられます。
とはいえ、季節柄の着用時期については地域や流派、個人によって解釈が異なることも事実です。
考え方の違いから、着用している着物の色柄について周囲から意見されることもあるかもしれません。
プライベートな楽しみ(カジュアルシーン)で着ている場合は、「さまざまな解釈がある」と割り切って、あまり気にせず着こなしを楽しみましょう。
周りの目が気になるようでしたら、通年使いやすい柄を選び、色で季節感を表現するのもひとつの方法です。
着物・帯・帯揚げ・帯締め・半衿・足袋・襦袢などのアイテムに秋らしい色柄を取り入れて、自分らしいカジュアルコーデを楽しんでみてくださいね。
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着物の解釈・TPOについて:
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