履物(足元)

足袋(たび)選びガイド|種類や素材の特徴からサイズ選びのポイントまで

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着物の足元に欠かせない「足袋(たび)」。
こはぜ、キャラコやブロード、裏地のネルやサラシなど…
仕様や素材、生地の種類などさまざまで、どれを選べばよいか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、足袋の基本的な種類や素材の違い、知っておきたいTPO、そして自分に合うサイズ選びのポイントまでを分かりやすくまとめました。足袋選びの参考にしてみてくださいね。

初回公開:2023年10月22日

※着物のTPOや解釈は地域・流派・個人で異なる場合があります。当ブログの情報のご利用や商品の選定・ご購入等は、自己責任にてお願いいたします。記事の最後に「注意事項」を掲載しておりますので、必ずご一読の上でお楽しみください。

足袋(たび)の種類

足袋の種類はさまざまですが、大まかに以下のタイプに分けられます。

  • 「こはぜ」付きの足袋
  • ソックス仕様の足袋

「こはぜ」とは?

足袋の足首の後ろ側についている、金属製の留め具のことです。

フォーマルからカジュアルまで、幅広いシーンで使いやすい「4枚こはぜ」が一般的な傾向があります。

「5枚こはぜ」など枚数が多いものほど、素肌をより覆い隠せるが特徴。

そのため、礼装(フォーマル)シーンでは「5枚こはぜ」のほうが好ましいとされる場合もあるようです。

「こはぜ」付き足袋の履き方

  • ① 足袋の口を開いて、半分ほど外側へ折り返します。
  • ② つま先から足を入れます。指先がフィットするように入れましょう。
  • ③ 折り返した部分を戻し、こはぜを下から順番に留めていきます。

ソックス仕様の足袋について

「こはぜ」がなく、靴下感覚で気軽に履ける足袋です。

着脱しやすいので、普段着として着物を楽しむ方や、着付けに慣れていない初心者の方にも良いかもしれません。

ただし、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維(化繊)100%の足袋は、人によっては「滑りやすく、歩きにくさを感じる」ケースも。

もし化繊の足袋を取り入れたい場合は、以下のような仕様の製品を選ぶ方法もあります。

  • 足裏に「滑り止め加工」がされているもの
  • 足袋の底が綿になっている「綿底」タイプのもの

これらを取り入れることで、滑りやすさを軽減してくれるかもしれません。

足袋の素材

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
綿(コットン) ・(化繊に比べて) 滑りにくい
・洗濯すると縮むこともある ※サイズ選びに考慮が必要
化繊(ナイロン・ポリエステル等) ・ストレッチ性がある
・正座にやさしい仕様
・シワになりにくい
・化繊100%は滑りやすい側面もある ※滑り止め付きなどを選ぶ方法も

足袋の「キャラコ」「ブロード」とは?

キャラコ・ブロードは、どちらも「綿(コットン)」をメインとした足袋の生地です。
※製品によっては化繊などがブレンドされている場合もあります。

以下のような特徴と違いがあります。

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
キャラコの足袋 ・織り目が細かく均一
・上品な風合い
・しなやかな質感
・礼装に好まれる傾向がある
ブロードの足袋 ・織り目がキャラコより粗め
・適度な光沢感がある
・やわらかい質感
・比較的 安価

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裏地の「ネル」「サラシ」について

足袋の裏地には、大まかに「サラシ」と「ネル」があります。

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
「サラシ」裏地 ・さらりとした生地感
・一般的な裏地
「ネル」裏地 ・起毛のあるソフトな生地感
・肌寒い季節向き

足袋の色について(TPO)

“白” 足袋

白色の足袋はオールマイティーで、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応しやすいところがあります。

礼装(フォーマル)のシーンでは、基本的に「白色」を着用します。

また、カジュアルなお出かけの際、コーディネートを少し上品・きちんとした印象に見せたいときに「白」は合わせやすく、重宝します。

柄足袋・色足袋

柄や色の入った足袋は、おもにカジュアルシーンで着用されます。

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足袋のサイズ選び

サイズの目安は?

足袋の余計なシワを防ぐために「自分の足よりやや小さめを」という考え方もあります。

しかし、実際に小さすぎるサイズを選ぶと、足の指が縮こまって歩きにくくなったり、痛みの原因になったりすることも。

逆に、大きすぎるサイズはブカブカでシワが出やすくなり、足元が安定しにくくなります。

そのため、足袋のサイズは「大きすぎず、小さすぎず、素足にぴったり沿うサイズ」が目安です。

靴のサイズに合わせると大きすぎる場合も

素足にぴったり沿うサイズがベターなため、普段履いている靴のサイズをそのまま当てはめると、足袋としては大きすぎる場合があります。

お店によっては「普段の靴のサイズから、マイナス0.5cm」を目安として案内しているところも。

ただし、普段から自分の足より大きめの靴を履いている方もいらっしゃるため、

事前に「素足のサイズ」を測っておくのが、より納得のいくサイズ選びに役立ちそうです。

測り方は店舗によって異なる場合があるため、オンラインショップ等で購入する際は、そのお店が推奨する測定方法を確認しましょう。

”綿” 素材のサイズ選びは慎重に

「綿」素材は、洗濯によって縮む性質を持つといわれています。

とくに綿100%には、その傾向が見られることも。
※化繊を含む場合はその傾向が軽減される場合もあります。

そのため、サイズ選びの際はあらかじめ縮みを考慮する必要があるかもしれません。

ショップによっては、縮むことを想定したサイズ選びのコツをレクチャーしている場合もありますので、購入前にチェックしてみるのがよさそうです。

細かいサイズ展開もチェック

同じ足の長さであっても、足の幅、甲の高さ、足首まわりなどの形状によって、フィット感は微妙に異なります。

より自分の足にぴったり合うものにこだわりたい方は、細かいサイズ展開が用意されているお店を検討してみてはいかがでしょうか。

たとえば「福助足袋」では、さまざまな足の形に対応しやすいよう、細かなサイズ展開の足袋を取り揃えているようです。

気になる方は、公式オンラインショップなどを覗いてみてくださいね。

外反母趾でお悩みの方へ

足の形にお悩みがある方に向けた選択肢として、

たとえばメーカーの「福助足袋」などでは、外反母趾の方の足の形状に配慮された仕様の足袋も展開されているようです。

既製品の足袋だと足元が痛くなりやすいという方は、こうしたお悩みに特化した製品を探してみるのもひとつの方法かもしれません。

まとめ

※解釈には例外や個人差もありますので、ひとつの目安としてご覧ください。また、お肌がデリケートな方は事前に素材情報をご確認の上、ご自身の判断にてご検討ください。
足袋の種類 ・”こはぜ” 付きの足袋
・ソックス仕様の足袋
など
足袋の素材 【綿】(化繊に比べて) 滑りにくいが、洗うと縮むことも
【化繊】シワになりにくくストレッチ性もあるが、100%は滑りやすい側面もある
キャラコ、ブロード足袋 ・どちらも「綿」ベースの足袋 ※他素材を含む場合もある
・織り目や質感に違いがある
・キャラコは礼装向き、ブロードは比較的安価
裏地のサラシ、ネル 【サラシ】さらりとした生地感、一般的な裏地
【ネル】起毛のあるソフトな生地感、肌寒い時期向き
足袋の色(TPO) 【白足袋】フォーマル&カジュアルシーンに
【色足袋・柄足袋】カジュアルシーンに
サイズ選びのポイント ・目安は素足にぴったりサイズ
・綿100%は縮みも考慮する
・細かいサイズ展開も

足袋には用途や素材に応じたさまざまなバリエーションがあり、それぞれの特徴を理解した上でのサイズ選びが大切です。

これらのポイントを踏まえながら、ご自身の用途や足の形に合う足袋を選んでみてくださいね。

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  • 着物の解釈・TPOについて: 着物のルールやTPOは、流派・地域・個人の考え方によって異なる場合があります。ご紹介している内容はあくまで一つの目安(見解)としてご参照ください。
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