
【ゆかた(浴衣)】着付けに必要なものは?用意するもの、代用できるもの
着物に関わるものの解釈およびTPOは、流派や地域、人それぞれの考え方によって異なる場合があります。
もし商品など購入される場合は自己責任でお願いいたします。当ブログは一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
※アレルギーをお持ちの方は、使われている素材をしっかり確認し、ご自身に合ったものを選びましょう。
MENU
ゆかたの着付けに必要なもの
ゆかたの着付けの流れ(手順)
着付け方法は様々ありますので一概にはいえませんが、おおまかな流れはこちら。
① 下着(ブラジャー、ショーツ)をつける
② 肌着を着る
③ 補整をする ※必要な場合(任意)
④ 浴衣(ゆかた)を着る
⑤ 帯を結ぶ
手順にそった必要なもの
※浴衣や帯、着付け用品(道具,小物、肌着等)など着付けに必要なものは、ゴムや金属、プラスチック、化学繊維、綿、絹、麻、ウールなどを含んでいる場合があります。
※アレルギーをお持ちの方は、しっかりと使われている素材を確認し、ご自身に合ったものを選びましょう。
浴衣(ゆかた)※好みのものを選びましょう。 |
綿コーマ 綿紬(めんつむぎ) 綿絽(めんろ) 綿麻(めんあさ) 綿紅梅(めんこうばい) セオアルファ など |
---|---|
帯 ※好みのものを選びましょう。 |
半幅帯 へこ帯 (名古屋帯) |
着付け小物 |
帯板(前板) だて締め ウエストベルト or 腰ひも 着物(着付け)ベルト or 腰ひも 肌着 ※代用可 補整用品 ※任意 |
着付け小物を揃えるのは習う先生を決めてから
流派や教えてくれる先生が、どのような方法で着付けを教えるのかで、そろえる着付け小物が異なります。
習う流派や教えてくれる先生にお聞きしてから、揃えるがよさそう。
アレルギーをお持ちの方は、しっかりと使われている素材を確認し、
教えてくれる先生と相談しながら、ご自身に合ったものを選びましょう。
紐(腰ひも)or ベルトについて
紐(ひも)タイプ:腰ひも |
スタンダード(標準) 結ぶ手間あり |
---|---|
ベルトタイプ:ウエストベルト、着物ベルト |
結ぶ手間なし 長さの調節が必要 ベルトにゴムを使用 留め具に金属やプラスチックなどが使われている |
紐(ひも)やゴムベルトの特性によっては、自分にとって ”合う合わない” がおこることも。
特にアレルギーをお持ちの方は、しっかりと使われている素材を確認し、ご自身に合ったものを選びましょう。
腰ひもやウエストベルト、着物ベルトの詳細はこちらの記事に記載していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。
準備しておく場所は?
いざ着付けを始める際、道具をどこに準備したらいいか、迷うこともあるかもしれません。
置き場所および配置が決まると着付けもスムーズなので、そのヒントやアイデアを別の記事で紹介しています。
よかったらご覧ください。
ゆかたの肌着について
きもの用肌着と同じでOK
ゆかたの肌着は、きもの用の肌着と同じものでもOK。
透けやすい浴衣は、丈を調節できる「裾よけ」が合わせやすいかなと思います。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
キャミソールやペチコートで代用も
キャミソールやペチコートなどで代用も可能です。
キャミソールは、背中と胸元が広めに空いているものを選びましょう。
白やベージュ系など、派手な色ではないほうがベター。
ゆかたの色と同系色でもOKです。
ゆかたの帯板・伊達締めについて
”メッシュ素材” でより涼しく
帯板やだて締めには ”メッシュ素材” でつくられたものがあります。
メッシュ素材は通気性にすぐれるので、浴衣や夏きものに。
もちろんメッシュ以外の通常のものを使用してもOKです。
簡単!マジックベルト
一般的に伊達締めは結ぶ必要があります。
ですが中には、結ぶ必要がない「マジックベルト」仕様のものも。
初心者の方、時短したい方にオススメです。
通気性のよい「メッシュ」もあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ブラジャー&ショーツはどんなものがいいの?
ショーツはローライズを
普段から使用しているものでOKですが…
股上が深いもの(ハイライズ丈)は腰ひもに引っかかることも。
そして、トイレの際に脱ぎ下ろしがしにくい場合があります。
股上が浅いもの(ローライズ丈)がオススメです。
ブラジャーはノンワイヤーで
着物は体の凹凸が少ない方が着崩れしにくく、きもの姿がキレイに見えやすいという特徴があります。
そのため胸の凹凸がでやすいワイヤー入りブラは控える傾向です。
着物専用の「和装ブラ」がベストですが…
凹凸ができにくいノンワイヤーブラでも代用OK。
ただし、背中が広めにあいているものを選びましょう。
背中がつまったもの、
背中上部あたりに装飾や飾り紐などがあるものは、
首の後ろの衿まわり(衣紋)から、それらが見えてしまう可能性がありますので、避けた方が無難です。
ゆかたの補整はどうする?
先ほどもチラッとお伝えしましたが…
着物は体の凹凸が少ない方が着崩れしにくく、きもの姿がキレイに見えやすいという特徴があります。
凹凸を減らすために補整をしていくのですが…
浴衣は涼しく着ることも求められるので、
以前私が働いていた着つけの現場では、
通常の着物ほどガッツリと補整することはありませんでした(たくさん補整すると暑いですしね…)
ウエストのくびれや腰のくぼみが深い場合は補整をして、
胸まわりはブラジャーでまかなっていた記憶があります。
着物専用の「和装ブラ」で胸の補整をまかなうと、よりキレイに着こなせるのでオススメです。
また「涼しくラクに着られるよう、補整は無し!」という考えの方もいらっしゃるようです。
様々な意見がありますので、ご自身の体感に合わせて選んでいくことになるのではないでしょうか。
プラスα:もっとキレイな衿もとに(※任意)
衿芯(えり芯)をゆかたの「かけ衿」の内側に挿入しておくと、
衿もとや衣紋あたりがフニャッとならず、衿をキレイにキープしやすいです。
衿芯を入れる際、かけ衿の縫い糸を衿芯が通るくらいだけ解くと入れやすいと思います。
ただし縫い糸を解くところは、この場所以外の方法も。
また、ほどいた場所から浴衣の仕立てが解けていくリスクもあるため、参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。
ほどいたところを仮縫いして留めておくと良さそうです。
また、かけ衿に縫い目がないものも。
そもそも衿芯は入れても入れなくてもどちらでもいいものなので、
無理して入れなくてもいいかなと思います。
そして、入れるなら右から挿入するようにしましょう(縫い糸をほどくのも右側)。
なぜかというと、右側は着付けている最中に、体の内側に隠れるためです。
まとめ
浴衣はとても気楽なきもの。
普段使いしているものを代用しても、比較的大丈夫な傾向です。
代用できるものは代用して、気軽に楽しんでOK!
ちょこっとキレイに着こなしたい場合は、着物専用のモノを使用すると○
ワンランク上の着こなしには、和装ブラがあるとうれしいです。
浴衣の着付けの方法は様々あり、着付け方によって使用する着付け小物が異なる場合もあります。
習う流派や教えてくれる先生にお聞きしてから揃えるのがよさそう。
アレルギーをお持ちの方は、しっかりと使われている素材を確認し、
教えてくれる先生と相談しながら、ご自身に合ったものを選びましょう。
なお浴衣の解釈は、流派や地域、人それぞれの考え方によって異なる場合があります。
こちらでご紹介する方法はあくまで一例です。
様々な解釈がありますので、自己責任のもと参考程度にお役立ていただけますと幸いです。

